失われた30年で日本は世界から取り残された 人口減や、企業の競争力の低下で日本企業は金を稼ぐ力を失って会社員はもうダメだ
なんて記事をよく見かけます
いずれも事実の側面をネガティブに切り取ったものだと思っています
確かに会社員よりも自由に裕福な生活をしている人はたくさんいます
SNSで派手なプライベート生活を公開している人や、高級店の常連さん 芸能人並みのルックスの人と結婚している人などは、会社員ではないのが多いのが事実かもしれません
それでもぼくは会社員がオワコンとは思っていません
なぜなら再現性の高い方法で、会社員として、時間•収入•そして経験面で満足のいく生活を送れるようになっているからです
そして、これからもぼくの満足度は上がっていくと信じています
この記事を読めば、あなたも会社員と言う職業に希望を感じて、目の前の仕事に打ち込めるようになるはずです
この記事はこんな人向け
- 就職活動を視野にいれている学生さん
- 会社員として生きているが、やる気が出ない
- 会社員である限り努力しても無駄だと考えている
- 会社員はオワコンと思いながらも会社員以外の道を歩んでいない
こんな人には是非、以下の会社員として生きることへのポジティブな側面を読んでもらいたいと思います
会社員の利点1:圧倒的安定化
- 収入の安定
- ローンを組む際の信用力
- 同じ金額を個人で安定的に稼げますか?
会社員の圧倒的な「安定」です 驚くような給与をもらう可能性は低くても、文字通り安定しています
(ぼくみたいに外資系企業は別ですが)ある日突然解雇され収入が途絶えるリスクは今でもとても低いと言えるでしょう
毎月定額で収入があることは、ライフプランニングの大きなメリットですよね
また、住宅等ローンの審査でも圧倒的な強さでも誇ります
自営業等では通常より多くの頭金がないとローン審査に通らないと言われていますが、会社員の場合は収入の安定を理由にローン審査がとても通りやすくなります
マイホーム購入等をライフイベントの一つに計画している人にとっては大きな利点になりますね
大卒会社員の初任給平均は約22万円です
給与22万円は、生活費を考えると高額とは言えないかもしれませんが、会社に依存せずに22万円を稼げと考えた時にあなたならどうしますか?
ぼくは資産運用や副業などに取り組んでいますが、月22万円には及びません
「22万円を毎月稼ぐ」ことは給与として「貰う」立場からすると物足りない感はありかもしれませんが、ゼロから自分で稼ぐと考えるととてもハードルの高い金額です
資産を年利5%で運用したとしても、5,000万円以上の元金が必要になるのが、月収22万円です
「安定」が取り柄の会社員は、仮に明確な成果が出なくても、定額が安定的に支給されることは圧倒的な強みです
そう考えると、毎月22万円を払ってくれる会社に対して畏敬の念も抱けませんか?
会社に不満がある人もいるかもしれませんが、日本には368万ほどの企業があるそうです
「会社員」という大きな主語で会社員はオワコンとは決めつけずに、自分に合った会社探しや、高収入でも求められる人材になる努力をしてみるのはいかがでしょうか
会社員の利点2:チームの成功を享受
- 優秀な人の成果を享受出来る
- 会社の看板の力が強力な後ろ盾となる
会社は組織の力で成り立っています
「パレートの法則」というものがありますが、その一例に8割の売り上げを2割の優秀な人材が作り出すというものがあります
仮にあなたが社内の優秀な2割に入っていなかったとしても、別の人が会社の利益に貢献した成果の一部をあなたも享受できているんです
この、「優秀な人の成果の享受」は会社という組織だからこそ成り立っているものです
もちろん、売り上げに直接関わらない人でも会社に貢献している人はたくさんいますが、会社はチームワークによって成り立っていて、あなたもその恩恵に預かっていることは間違いないでしょう
また、あなたが社員として業務に従事する際に、あなたは〇社のxさんとして外部の人に見られます
責任を担うと同時に、会社の名前はあなたの信用を大きく向上させる強力な後ろ盾となります
あなたのスキルが優れていたとしても、この「後ろ盾」無くして同じ成果を出すには、その何倍もの能力が必要になるでしょう
会社員の利点3:既に構築されている稼ぐ仕組みを学ぶことができる
- 会社の仕組みを学ぶことができる
- 独立・起業の足掛かりとなる経験を積める
会社は原則利益を追求する組織です
組織には基盤となる事業があり、事業運営には多くの人が携わっています
会社員になり、その運営の一部を担い周りと連携することで、あなたは企業がどのような活動をして売り上げを上げているのかや、組織がどのように成り立っているのかを体系的に学ぶことができるでしょう
そんな組織で経験を積むことで、将来的には自分でも一つの事業を構築することができるようになるかもしれません
独立•起業をする人の多くは、同じ業界でこれまでの経験を活かした事業をする方が多いですが、会社で学んだ知識を基に自らが事業主となることを選んでいるからです
では会社員のデメリットは?
- 給与には限界がある
- ルールに縛られる息苦しさ
- 人間関係の煩わしさ
デメリットも挙げてみようと思います
恐らく、金銭的なメリットを享受したいのならば、収入が青天井で自分で税金のコントロールも出来る独立•起業の方が優位です
企業役員や外資系投資銀行社員を目指すのならば話は別かもしれませんが、1,000-2,000万円程度までが会社員の限界でしょう
また、組織では業務の型が決まっていることが多いため、業務の自由度が低いのも特徴です
仕事の進め方から働く場所まで、原則会社の規則に従って仕事を進める必要がありますね
そして多くの人が頭を悩ましている(?)のは人間関係です 組織が大きいほどたくさんの人と関わるのが会社員 それぞれがそれぞれの立場で動くため、互いの利害関係が一致しないことで確執が生まれやすいのはもはや避けられないかもしれません
まとめ:ぼくはまず会社員として生きる道を推す
いかがだったでしょうか
ぼくはあなたが将来目指すのが、年収1億円だったとしても、まずは会社員として組織で働いて一つの基盤を築くことを目指すのは悪くないと思っています
会社員の大変さはぼくも理解していますし、企業や独立への憧れもあります
それでも昇格や転職などで道を切り開くことは可能ですし、会社員の枠の中でも自分の待遇を改善する余地はたくさんあります
あなたが目指すのが、会社員の領域を超えた高年収でも、まずは会社員として盤石な基礎を築いた後に、独立・起業というステップアップを目指すのが多くの人にとって再現性の高い成功の道だと思います
最後に:ヤバいなら逃げて 自分の健康が最優先
最後に一つ付言させてください
会社という組織にのめり込み過ぎて、健康を損なってしまった人が多くいるのも事実です
あなたは会社のイチ人材として頑張ることは本当に素晴らしいことですが、優先すべきはあなたの健康です
あなたが仕事の100%コミットして全てを捧げたとしても、あなたはイチ人材です
ぼくも仕事に一生懸命取り組んだ結果、健康を損なって、たくさんの時間を失ってしまった人も多く見てきました
先述の通り、「会社」と言ってもたくさんあります
「あ、ヤバいかも」と思った時には、冷静な判断ができるうちに休む•辞める・転職するという選択を検討してください
会社はあなたの将来を保証する組織ではないこと念頭に、「会社からの恩恵を預かる」というポジショニングを常に取ってください
あなたの会社員人生がよりよくなりますよう
最後まで読んでくださりありがとうございました
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